書  庫



周瑜に触れることのできる書籍のご紹介です
なお、感想は管理人の独断と偏見によるものです


小 説 編


☆旋風は江を駆けるシリーズ☆
「旋風は江を駆ける」上下巻「江のざわめく刻」「二龍争戦〜星宿、江を巡る〜」
「鳳凰飛翔〜華焔、江を薙ぐ〜」「旋風の生まれる処」上下巻「青嵐の夢」
「華の名前」「花残月」「約束の時へ」
朝香祥  集英社  コバルト文庫
正史をベースにした周瑜がメインの作品。仲の良い周瑜と孫策の少年時代・青年時代が良い感じです。 素敵すぎる周瑜にノックアウトされてしまいます。 私の周瑜像はこの作品の影響を強く受けています。
「運命の輪が廻るとき」
朝香祥  角川書店  ビーンズ文庫
集英社コバルト文庫刊「旋風は江を駆けるシリーズ」の続編。版元が変わりました。 タイトルのとおり、まさに運命の輪が廻るときを描いた作品です。周瑜・孫策共に元気いっぱい! そんな2人だけにラストの選択がが切なくなります。 単発ではなく、シリーズ復活を望みたいです。(前版元の反応が怖いですが・・・)


☆読切り 三国志☆
井波律子  筑摩書房  ちくま文庫
タイトルの通り、三国志を分かりやすく読み切り風に書いた作品。 魏・呉・蜀の三国すべてを紹介しているので、初めて三国志に触れようとなさる方にはおすすめの本です。


☆三国志武将列伝 周瑜伝☆ 上下巻
今戸榮一  KOEI  歴史ポケットシリーズ
タイトルからも分かると思いますが、周瑜がメインの作品です。
そのため、周瑜の書かれ方も、まさに眉目秀麗な周瑜です。
素敵な周瑜を思う存分堪能することができます。
ただ悲しいことに作中の誤字脱字が多いのが難点です。


☆周瑜☆
菊池道人 PHP研究所 PHP文庫
タイトルからしてびっくり。書店で平積みになっているのを見て、思わず笑ってしまいました。 周瑜の幼少時から最期までを描いた作品です。幼少の周瑜がとてもかわいらしかったですv 大橋・小橋との馴れ初めが、なかなかの発想でした。 正史がベースですが、銅雀台や赤壁での孔明の風乞い(?)などの 演義の逸話も絡めたものとなっています。 ただ、孫策の最期の辺りの周瑜との関係が、今までにない表現でした。これもこれであり?


☆三国志☆ 全13巻+別巻
北方謙三  角川春樹事務所  ハルキ歴史文庫
正史三国志をベースに著者自身のオリジナルキャラクターも交えた作品です。 魏・呉・蜀、それぞれが均等に描かれているので、どの国のファンの方にとっても満足できます。 従来、悪役とされてきた呂布へのスポットの当て方が素晴らしく、読んでいるうちに呂布に 魅了されてしまいました。 初めて三国志を読まれる方に、もちろん三国志に慣れ親しんだ方にもおすすめしたい1冊です。


☆ハイパー三国志 周瑜奔れ☆
桐野作人 勁文社 勁文社文庫
周瑜が死ななかったら!という"if"を描いた作品です。かぁなり!悲鳴もの。いろんな意味で悲鳴もの。 呉の周瑜没後の呂蒙や陸遜達の活躍や、孫夫人の輿入れ話などは消え失せますが、周瑜ファンには 彼が生きているというだけで垂涎物ではないでしょうか? 見事な荊州・益州攻略から中原制覇戦に至るくだりが圧巻でした。特に諸葛亮をこてんぱにするところが もう、たまらなかったです(蜀ファンに石投げられる作品でしょう) なかなか入手が難しい作品ですが、読む価値はあるのではないでしょうか? (私は某古本サイトでけっこうなお値段で手に入れました・・・ちと、痛かった^^;)


☆正史三国志☆ 全8巻
陳寿(裴松之 注)  筑摩書房  ちくま学芸文庫
三国志の正道、王道です。正式な歴史書のため、ちょっと語句が難解です。 しかし、三国志を語るにははずすことができないものなので一度挑戦してみることをおすすめいたします。
呉がお目当てな方にとっては呉書に行き着くまでは大変なのでご覚悟ください(苦笑)


☆呉・三国志 長江燃ゆ☆ 全10巻
伴野朗 集英社 集英社文庫
数ある三国志小説の中で、呉をメインにした貴重な作品です。 かなり期待したのですが、文体にあまりなじめなかったのが悲しいところです・・・ 呉がメインなのは呉所属武将好きにとっては垂涎物なんですけれどね。 周瑜の活躍がいまひとつだったかなぁと、思ってしまいました。 主人公といえる人物の着眼点はよいと思うのですけれど。呉がお好きな方は一度目を通して みてもよいとは思います。感想は人それぞれでしょうから。 私の中では、北方三国志を越えられませんでした。申し訳ないんですが・・・


☆赤壁の宴☆
藤水名子  講談社  講談社文庫
孫策以外はどうでもいい。心には冷たい面を隠しながら表面では優しく振舞う周瑜。 通説を覆す、裏(?)周瑜が見られます。 私的にはちょっとなじむことができませんでしたが、周瑜の孫策へのどうにもできない想いは切なさを誘います。


☆三国志☆ 全8巻
吉川英治  講談社  吉川英治歴史時代文庫
正史三国志と対を成す三国志演義がベースになっています。 三国志演義は蜀・劉備をメインにしているため、この作品でもメインは蜀です。 蜀ファンの方にとってはよいですが、呉ファンの方にとっては少し悲しくなる内容かもしれません。



ま ん が 編


☆三国志断簡 空明の哥(うた)☆
桑原祐子  集英社・ホーム社  アイズコミックス
周瑜の話は入っていませんが、周瑜亡き後の呉の状況をうかがうことができます。 3編収録中、2編目の「黒風之爪牙」がそれ。陸遜が頭角を現した江陵戦についての作品です。 他2編は魏と蜀それぞれについて描いているので、三国全ての話が収録されています。 桑原さんは朝香版三国志(コバルト版)の挿画担当の方です。とても好きな画風なので 三国志作品を出してくださってとても嬉しかったのでした。


☆三国志断簡 地涯(ちがい)の舞☆
桑原祐子  集英社・ホーム社  アイズコミックス 前作"空明の哥(うた)"に続く三国志シリーズ2作目。 魏・呉・蜀それぞれ三国の話が1作ずつ、計3作収録されています。 魏は典韋、呉は凌統と甘寧、蜀は趙雲の話を収めています。 3編の「青灯哥」ではマイラヴァー周瑜も脇役でご登場。素敵ですv 3作目も出してくださることを願いたいです。


☆江東の暁☆ 全2巻
滝口琳々  秋田書店  プリンセスコミックス
子供時代の周瑜と孫策がメインの作品です。かわいらしい2人の姿が見られます。 孫策との関係について悩んだり、活発に動き回ったりする周瑜がとてもかわいくてお気に入りです。


☆三国志烈伝 破龍☆
長池とも子  秋田書店  プリンセスコミックス
三国時代の群雄達にスポットを当てている作品です。今のところ、魏は曹操。蜀は諸葛亮。 呉は孫策・周瑜がメインと言う感じです。 内容的には面白いと思えるので、なかなかだと思います。今後に期待したいです。



そ の 他 編


☆「三国志」歴史紀行☆
キョウ学孺  尚文社ジャパン
三国志の名所・旧跡から物語を紹介した本です。 中国の方が書かれた作品なので、中国の生活形態なども知ることができます。


☆旅のガイドムック38 中国 三国志巡りの本☆
近畿日本ツーリスト
三国志の名所・旧跡が紹介されているガイドブックです。 魏・呉・蜀すべてのファンの方が楽しめる内容です。



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