夏 の 花 た ち



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画像 名称 科
花言葉
コメント


エゴノキ + エゴノキ + エゴノキ科
壮大・熱情
かわいらしい花が垂れ下がって咲きます。下から見るのがポイント。
サポニンを含んでいて食べるとえぐいことから「エゴ」という名前がつけられたそうです。サポニンを含んでいるために、花や実からしゃぼん玉を作ることができ、祖母は昔よくしゃぼん玉を作って遊んだそうです。
ハクウンボク + 白雲木(はくうんぼく)+ エゴノキ科
不明
エゴノキに似ていますが、こちらは花が密集しています。葉の形も違いますので、その点で見分けることができます。
花の咲く様が白雲のように見えることから、この名前がつけられたそうです。かなり見ごたえがある、綺麗な花です。
クリ + 栗 + ブナ科
公平・豪華・満足・真心
独特の匂いがします。最盛期に傍にいると嫌になるほど。落花の時期には栗に付くテングスムシと見分けが付かないときがあります。
トチ + 栃 + トチノキ科
ぜいたく
遠くで見ると綺麗ですが、近づくとちょっと気持ち悪いです。高いところに咲いているので撮影に苦労しました。これが限界でした。
ニセアカシア + ニセアカシア + マメ科
友情・秘めた恋
一般的に、アカシアと呼ばれますが、実際のアカシアはミモザを指します。
別名をハリエンジュ(針槐)といいます。ニセアカシアは藤に似た花で香りも良いです。花は天ぷらにして食べることもできます。その場合には茎をとって食べるのがお勧めです。
ミズキ + ミズキ + ミズキ科
成熟した精神・耐久
小正月の団子さしに使う木です。よい香りがあります。枝を切ると水が滴り落ちることから、この名前が付いたそうです。遠めに見るともっと綺麗な木です。
ホオ
朴
+ 朴(ほお)+ モクレン科
誠実な友情
ちょっと異様な印象を受ける花で、蓮に似た形をしています。盆花としても利用するそうです。仏教的な意味もあるのかもしれません。
葉っぱは朴葉味噌の材料になります。大きいです。高い位置に咲いているので撮影には苦労しました。
ヘビイチゴ + ヘビイチゴ + バラ科
可憐
1cm〜2cmくらいの小さな花です。落花後、中央部が実になります。
ややもすると、踏みつけそうなところによくあります。
アップで見ると、なかなか好きな花です。
マイヅルソウ + 舞鶴草 + ユリ科
清純な少女の面影
とてもかわいらしい花です。群生しているとなおの事です。花後、赤い実をつけるそうです。
シシウド + シシウド + セリ科
健康美
ハナウドとも言われます。ウドに似ていますが、食べられません。「猪なら食べるだろう」とのことから、この名前が付いたそうです。背丈は高いもので私の身長を超えるほどのものもあります。
とは言え、鑑賞にはよいです。群生しているとなかなか見ごたえがあります。
タカナ + 高菜 + オランダガラシ科
着実・不屈の力・忍耐力・安定
西洋名はクレソン。春に新芽をおひたしや生で食べることができます。ステーキの付け合わせについてくるものです。
個人的に好きな食べ物です。
オオジシバリ + オオジシバリ + キク科
不明
ニガナの仲間で、丈が高いものをオオジシバリといいます。ジシバリは地を這っていて5cmくらいの高さのものです。
オオバギボウシ + 大葉擬宝珠(おおばぎぼうし) + ユリ科
静寂
6月ごろ咲くのがオオバギボウシです。春には葉の芯を食べることができ、ウルイと呼ばれています。個人的に味噌汁にするのが一番好きです。
初めはウルイだという事にびっくりしました。
葉の形が橋の欄干の「擬宝珠」に似ていることからこの名前がついたそうです。
ヒメレンゲ + ヒメレンゲ(コマンネンソウ)+
ベンケイソウ科
私の心は燃えている
岩場によく見られます。ヒメレンゲという名の通り、かわいらしい花です。
スイカズラ + 忍冬(すいかずら)+ スイカズラ科
献身の愛・愛の絆・友愛
別名キンギンバナ。蔓性で地を這っていたり、木に巻きついていたりします。とても良い香りがしますが、群生していられると、トイレの芳香剤のようで、ちょっときついものがあります。
特徴的な形をした花です。
ハハコグサ + 母子草 + キク科
いつも思う・無言の愛・忘れない
別名として「ゴギョウ」春の七草です。同種で「父子草」もあるそうでうが、こちらは形は似ているものの目立たず、分布も少ないとか・・・見たことがありません。
ムシトリナデシコ + ムシトリナデシコ + ナデシコ科
青春の愛・罠
立派な花であるのに、あまりに繁殖しているため、雑草として抜かれてしまうことも多いかわいそうな花・・・
茎に粘液があり、虫が捕らえられてしまうことから、この名前が付いたそうです。
カワラナデシコ + 河原撫子(かわらなでしこ)+ ナデシコ科
可憐・貞節
甘い香りがあります。川原にある撫でたいほどかわいらしい花というのが名前の由来だそうです。確かにかわいらしいです。
キツネノボタン + キツネノボタン + キンポウゲ科
不明
きんぽうげの同種で、落花後残った果実は秋に「ばかっちょ」となります。小さくて丸いばかっちょがこれ。よく子供の頃に遊びました。今でもみかけるとつい、遊んでしまいます(笑)
ちょっとピントがずれてしまっていて申し訳ありません。
キショウブ + 黄菖蒲(きしょうぶ)+ アヤメ科
復讐・消息・幸せをつかむ
他のアヤメよりも早く咲き、黄色一色なので分かりやすいです。湿地によく生えています。
花言葉が正反対の意味のものがあり、ちょっとよく分からない花です。「復讐」というのは、アガサ・クリスティの作品からきているようです・・・
ノハナショウブ + 野花菖蒲(のはなしょうぶ)+ アヤメ科
優しい心・優雅な心情
青が基調。花びらに黄色の筋が入っていて、ウサギの耳状の内花被片が目立っています。その点で見分けます。
ハナショウブ + 花菖蒲(はなしょうぶ)+ アヤメ科
優雅な心
ノハナショウブの改良種で、内花被片が大型化しています。色彩の変化に富んでいるようですが、多くは薄紫色のようです。
ドクダミ + 毒痛(どくだみ)+ ドクダミ科
白い追憶
別名 十薬
白い可憐な花ですが、触れると独特の匂いがします。葉は乾燥させると煎じて飲むことができます。なかなかおいしいお茶です。
ヤマボウシ + 山法師(やまぼうし)+ ミズキ科
友情
ハナミズキが西洋種なら、ヤマボウシは在来種です。花と見えるのは額で、中央の緑の部分が花である所は紫陽花と同じ。枯れ始めるとピンクになるので2度楽しめます。
ショウマ + ショウマ + ユキノシタ科
恋の訪れ・自由
西洋で品種改良されてアスチルべという名にもなっています。花が開くと見ごたえがあります。
ノアザミ + 野薊(のあざみ)+ キク科
私をもっと知ってください・触れないで
一番早く咲くアザミで、直立していて花茎は触ると粘着します。
マツヨイグサ + 待宵草(まつよいぐさ)+ アカバナ科
美しい人・あなたを待っています・ほのかな恋
夜を待って咲く花です。朝はまだ花開いているので、鑑賞するには朝がよいでしょう。名前がとても素敵です。
コヒルガオ + コヒルガオ + ヒルガオ科
優しい情愛・絆・あなたは私を幻惑する
昼顔よりも色が薄く、葉の側裂片が横に張り出して2裂しています。
「万葉集」では"貌花"(かおばな)と呼ばれています。
ウツギ + 空木(うつぎ)+ ユキノシタ科
謙虚・秘密
別名 卯の花
梅雨の時期に咲き、梅雨の長雨で花が落ちることから梅雨を「卯の花を腐(くた)す雨」とも言います。白い花が密集して咲く様がかわいらしくも美しいです。
オカトラノオ + 丘虎の尾(おかとらのお)+ さくらそう科
優しい風情・忠実・堅固・貞操
先端が弧を描いて垂れ下がっています。この花房の形を虎の尾に見立てて名づけられたそうです。群生すると見ごたえがあります。
ホタルブクロ + 山蛍袋(やまほたるぶくろ)+ キキョウ科
愛らしさ・誠実・忠実・正義
花が下を向いて咲いているのが特徴的です。花の中に蛍を入れて遊んだのではないかというところから名づけられたそうですが、とても幻想的な由来です。蛍を入れて遊んでみたくなります。
アジサイ + 紫陽花(あじさい)+ ユキノシタ科
移り気・忍耐強い愛(青)
赤白青と色とりどりの種類がありますが、個人的には青が好きです。土壌の成分によって色が変わるのですから不思議な花です。最初はみんな白いのが面白いです。
アカソ + アカソ + イラクサ科
不明
山菜の水菜のような葉っぱですが、残念ながら水菜ではありません。
地下茎で繁殖し、しかも繁殖力が強いので、他の植物を枯らしてしまうようです。
近所の人に聞いた話ですが、戦時中食べるものがないのでアカソの繊維をとって食べたそうです。「おいしくなかった」との話でした。
アサガオ + 朝顔 + ヒルガオ科
はかない恋・愛情の絆・彼女はあなたを愛していた・堅い約束・愛着・短い恋・仮装
夏といえば朝顔、というくらいにポピュラーな夏の花。色とりどりの種類がありますが、私は濃青が好きです。
ボタンヅル + ボタンヅル + キンポウゲ科
休息
半鐘蔓(はんしょうづる)の仲間で風車、鉄線と同種。野原に白い小さながらも派手な花姿を見せています。
なかなか面白くもかわいらしい花です。
ガマノホ + 蒲(がま) ガマ科 +
慌て者・救護・慈愛・従順・素直・無分別・予言
別名 御簾草(みすくさ) 通称 蒲の穂
湿地や水気の多い場所に生えています。その姿がとてもおもしろいです。
昔、ドライフラワーにしようと思って部屋に置いといたら、学校から帰ってきたら爆発してすごいことになっていました。蒲の穂はたんぽぽのように綿毛になって飛ぶので残念ながら、この姿のまま残してはおけません。
ミヤマガマズミ + 深山莢ずみ(みやまがまずみ) スイカズラ科 + 
愛は死より強し・私を無視しないで・恋のあせり
別名 ヨツズミ
ミズキなどととても良く似た花型をしているので、見分けが難しいです。見分けるには果期に赤い実がなるのを確認してから。
実はズミ酒などに加工することができます。美味です。
ゲンノショウコ 白花種 + ゲンノショウコ +(白花種) フウロウソウ科
心の強さ・憂いを忘れて
別名 御輿草(みこしぐさ)
民間薬としてもよく知られています。
白い小さな花が野原に咲いています。よく見ると花びらに細く筋が入っています。
ハギ + 萩 + マメ科
内気・想い・思案・前向きな恋・物思い・柔軟な精神
別名 庭見草(にわみぐさ)・野守草(のもりぐさ)
1つの花では小さいですが、密集して咲くので木が大きいと見ごたえがあります。
朝露や霧雨に濡れた姿もまたよいです。
ヘクソカズラ + 屁糞蔓(ヘクソカズラ) + アカネ科
人嫌い
別名 灸花(やいとばな)・馬喰わず
蔓性で藪の日向で見られます。かわいらしい花ですが、それに似合わず悪臭を放つのでこの名前がついたそうです。
果実は黄熟し、よく野原で晩冬に見かけます。
ヒヨドリバナ + 鵯花(ひよどりばな) + キク科
清楚・延期
ヒヨドリがうるさく鳴く頃に咲くからこの名前がついたそうです。花色は白と淡紫色があります。
花の終わりごろに爆発したような形になるのが面白いです。
イネ + 稲 + イネ科
不明
言わずと知れた日本の主食、米。稲と言うより、米と言ったほうが分かるでしょうが、稲が正式名称。
淡黄色の小さな小さな花が咲き、花の時期は米臭い(?)です。朝露と入り混じってとても美しいです。
イタドリ + 疼取・虎杖(いたどり) + タデ科
回復
別名 スカンボ
春には茎の皮を剥いてかじる事ができます。それがすっぱいのでスカンボと言います。
白い小さな花が密集して咲きます。なかなか綺麗です。
キキョウ + 桔梗 + キキョウ科
優しい愛情・誠実・変わらぬ愛
古くは"あさがほ"と呼ばれました。今の朝顔とは違うのですね。おもしろいです。
白花種もあり、よく庭先で見かける花です。清楚な感じでがとてもよいです。
秋の七草の一つ。
キンミズヒキ + 金水引(きんみずひき) バラ科+
感謝の気持ち・しがみつく
花が水引に似ていることから、この名がついたそうです。日当たりがいい山野に生えています。
コバギボウシ + 小葉擬宝珠(こばぎぼうし) + ユリ科
静寂
大葉擬宝珠と同種で、1ヶ月ほど後に咲きます。花色は大葉擬宝珠よりも濃く、紅紫色です。
ツリフネソウ + 釣舟草(つりふねそう) + ツリフネソウ科
心を休める・期待・安楽
やや湿った場所に咲いています。
花が釣り下がるように咲くのと、横から見た形が特徴的で面白い花です。その姿から帆掛け舟に見立ててこの名がついたそうです。
キツリフネソウ + 黄釣舟草(きつりふねそう) + ツリフネソウ科
心を休める・期待・安楽
釣舟草の仲間で花色が黄色のものです。釣舟草よりは少な目です。
クズ + 葛 + マメ科
恋のためいき・恨み・芯の強さ・クラシックな
蔓性で根は片栗粉の原料になります。葛湯の葛です。
甘い香りを放って咲きます。とても好きな花です。
メタカラコウ + 雌宝香(めたからこう) + キク科
不明
湿り気の多い山野に咲きます。ハート型の葉っぱに1個〜11個の花が咲きます。
地元では神社と寺の間の道に咲いています。大きいのでそれだけでびっくり。
ミゾソバ + 溝蕎麦(みぞそば) + タデ科
純情
別名 牛の額
水辺や田んぼによく生えています。溝に生えて蕎麦に似ているのでこの名がついたそうです。
茎には下向きに棘が生えているので密生地を歩くときは注意が必要です。けっこう痛いです。
ミズヒキ + 水引 + タデ科
慶事・心遣い・祭礼・どこまでも離れない
長く伸びた茎に穂状に花が咲きます。花と見えますが花びらはなく額片がそう見えるようです。
花色が上から見ると紅、下からみると白いので水引に見立てたそうです。
ナツズイセン + 夏水仙 + ヒガンバナ科
快楽・悲しき思い出・貴方の為ならどんなことでも
ピンク色の彼岸花というところでしょうか。お盆の頃に咲きます。彼岸花と違って花びらは反転しません。
彼岸花と同じくお墓に多いです・・・ちなみに画像の花はお墓以外で撮ったのでご安心を。
ネジバナ + 捩花(ねじばな) + ラン科
思慕・秘密の思い出
地元ではネジリバナと呼んでいます。
日当たりのいい芝生や野原などに咲きます。小さな唇型の花が螺旋状につきます。右巻き、左巻き、捩れないものと、捩れ方もいろいろ。
ネムノキ + 合歓(ねむ)の木 + マメ科
歓喜・想像力・胸のときめき
ポンポン状の漏斗型の淡紅色の花が枝先に集まって咲きます。葉っぱは夜になると垂れ下がって閉じます。これを就眠運動といいます。その様はおじぎ花のようです。
好きな花です。人づてで聞いた話によると毛虫がすごいらしいですが・・・/td>
ノカンゾウ + 野萱草(のかんぞう) + ユリ科
宣告・憂いを忘れる・愛の忘却
古くは忘れ草と呼ばれました。万葉集の忘れ草は野萱草のことです。
夕方に花開き、翌日しぼむ1日花で夕菅(ゆうすげ)の仲間です。
ニッコウキスゲなども同種。
ノコンギク + 野紺菊(のこんぎく) + キク科
指導・高貴・守り
野原によくあります。淡青紫色の花が綺麗です。
ノリウツギ + 糊空木(のりうつぎ) + ユキノシタ科
高慢・移り気な方・乙女の夢・臨機応変
山野でよく見かけ、花は紫陽花によく似ています。
樹形が空木に似て、樹皮の内側の粘液で製紙用の糊を作ったのでこの名がついたそうです。
ヌルデ + 白膠木(ぬるで) + ウルシ科
信仰・華やかに
漆が大木になったような木です。黄白色の花はなかなか見ごたえがあります。
果実から蝋を採取し、樹液を塗料に利用したので"塗るで"という名がついたそうです。
オモダカ + 面高(おもだか) オモダカ科+
高潔・信頼・秘めたる慕情
浅い沼や水田に生えています。
面白い形の葉っぱをしているので、花が咲いていなくても分かります。その葉型を人の顔に見立ててこの名前がついたそうです。
とてもかわいらしい花を咲かせます。
サワギキョウ + 沢桔梗 + キキョウ科
高貴・特異な才能・敵意
湿原や湿った場所に生えています。
沢辺に自生し、細かい花が咲き、濃紫でキキョウに似た色をしていることから、この名前がついたそうです。
センノウ + 節黒仙翁(ふしぐろせんのう) + ナデシコ科
機知・恋のときめき
藪の中から鮮やかなオレンジが覗いていて「おや?」と思いました。花事典を見る限り「本州では長野県などの山地にある」とあるので、山地である地元でもあるのかな?と思いました。たぶん、センノウだと思います。ちょっと微妙ですが・・・
セリ + 芹 + セリ科
清廉潔白・高潔
春の七草の1つ。
初春に若芽を摘んでおひたしなどにして食べるあの芹です。夏には白い小さな花を咲かせます。かわいらしいです。
ススキ + 薄(すすき) + イネ科
隠退・悔いなき青春、心が通じる・勢力・生命力・憂い・なびく心
別名 茅(かや)・尾花(おばな)
中秋の名月、十五夜でよく知られるススキ。芽吹いた頃の花と、枯れる頃の花、どちらも趣があってよいと思います。
秋の七草の一つ。
テッセン + 鉄線 + キンポウゲ科
高潔・美しい・たくらみ・心の美・精神的な美しさ・旅人の喜び
別名 クレマチス
春の花で紹介した"風車"と同種です。こちらは濃青の花。白も清楚で素敵ですが、私はこの濃青が一番好きです。
チガヤ + 茅萱(ちがや) + イネ科
守護神
別名 ツバナ
春に芽を出し生長し、夏に一気に穂を開きます。群生している様はとても見ごたえがあります。ほやほやの穂に触りたくなります。
ツユクサ + 露草 + ツユクサ科
懐かしい関係・尊敬
別名 月草(つきくさ)・帽子花(ぼうしばな)
古くは花弁の汁を染色に用いたことから"月草"と言われました。それが転化して現在の"露草"という呼び名になったそうです。
小さいながらも濃青の花びらは存在感が大きく、とても気品があって美しいと思います。夏の風物詩ですね。
チョウセンアサガオ + 朝鮮朝顔 + ナス科
偽りの魅力
別名 まんだらげ・キチガイナスビ
朝顔に似た大きな花が特徴的です。花色は白と淡紫とがありますが、多様な色合いを見せる同種も多いです。
果実には棘あり、種子は有毒です。
ウド + 独活(うど) + ウコギ科
淡白・野趣に溢れる
春に茎を食用にする独活、夏には丸型の集合花を咲かせます。
ウリノキ + 瓜の木 + ウリノキ科
不明
大きな葉に面白い形の花。長いつぼみから、ぱちんと弾けたような花を咲かせます。
一般に栽培はされず、山野にあるのみだそうです。
ウツボグサ + 空穂草・靫草(うつぼぐさ) + シソ科
やさしく癒す・協調性
別名 夏枯草(かこそう)
茎の先に花穂を出して小さな花を咲かせています。にょっと草の中から頭を出しているので、ちょっとびっくりします。花の形を矢を入れる靫に見立てたことからこの名前がついたそうです。
ヤマユリ + 山百合 + ユリ科
威厳・人生の楽しみ・荘厳・甘美
別名 鳳来寺百合
日本原種の百合。白い花の中に黄色い筋と赤い斑点があり、花びらの縁は波打っています。
とても香りが強いです。根は百合根として食用されます。
最近目に見えて減ってきたので、根ごと持ち帰るような乱獲はやめましょう。
ヨメナ + 嫁菜(よめな) + キク科
可憐・隠れた美しさ・従順
別名 オハギ
中部以西に生育するとありますが、関東地方にカントウヨメナがあるとのことなので、地元にあるのはたぶんカントウヨメナの方ではないかと。
子供の頃から普通にあった花なので、たぶん・・・南東北なので関東のものも混じっているのでしょう。そういうことにしておきます。
エゾノギシギシ + 蝦夷の羊蹄(えぞのぎしぎし) + タデ科
忍耐
日本全国どこにでもあると思います。普通の羊蹄との見分けは、葉っぱの縁が細かく波打っている点です。
北海道に多く見られたことから"蝦夷の"が付いたそうです。
ガガイモ + 蘿いも(ががいも) + ガガイモ科
不明
かわいらしい花だと思うのですが。いかがでしょう?花に細かい毛が生えているのが面白いなぁと。
果実は小さくしたジャガイモです。味もジャガイモ。
葉が"ガガ"=スッポンに似ていることからこの名前が付いたそうです。
ヒナタイノコズチ + 日向猪子槌(ひなたいのこずち) + ヒユ科
不明
花というか・・・一応先端にあるのは花らしいのですけれど。見えませんね。葉っぱがとても瑞々しいなぁと毎日歩きながら思っていたのです。
秋になるとバカッチョに変貌します。侮れません(苦笑)
ミゾカクシ + 溝隠(みぞかくし) + キキョウ科
不明
別名 畦筵(あぜむしろ)
蘭のような花で、とてもかわいらしいです。雑草に埋もれて見逃しがちですが、田んぼのあぜなど湿った場所をよく見てもらえると嬉しいな・・・と。
溝を覆うように繁殖することから、この名前が付いたそうです。
ノラニンジン + 野良人参 + セリ科
不明
最初見た時「にんじん!?」と思ったとおり、やはり人参でした。ただし野生の。なかなか見ごたえがあります。
野生化した人参と目されているようですが、食用はできないそうです。
タケニグサ + 竹似草(たけにぐさ) + ケシ科
不明
別名 囁草(ささやきぐさ)
そこらじゅうにあります。抜けないので、草むしり時には嫌になります(苦笑)
にょきにょきとよく伸びますが、茎の中は中空で、黄色の乳液状の樹液は有毒
で、昔は害虫駆除に用いたそうです。
8月中旬過ぎになると白い花が枯れて茶色の姿を長い間見せています。ちょっと異様・・・
茎が中空で竹に似ていることから、この名前が付いたそうです。
チダケサシ + 乳茸刺(ちだけさし) + ユキノシタ科
まっすぐな性格
湿った場所に生えています。花の色が少し赤みがかっていて面白いです。最初、芹の花かと思ってしまいました。
似ているものに花が白いアカショウマがあります。なぜ白いのにアカショウマ?(笑)
ウキクサ + 浮草 + ウキクサ科
不明
池や田んぼ、水面ならどこでも浮いています。
大きいものはウキクサ、小さいものはアオウキクサと言うそうです。後者は維管束がないそうで。維管束、懐かしい言葉(笑)生物の授業を思い出しますね。
ヤブガラシ + 藪枯らし + ブドウ科
不明
別名 ビンボウカズラ
"藪辛子"なのかと思っていたのですが、"藪枯らし"でした。
藪や荒地に生えるそうです。面白い花です。なかなかかわいらしいと思うのですけれど。
藪を枯らすほど繁茂するために、この名前が付いたそうです。藪を枯らすって・・・草も枯れるのね(爆)
ハキダメギク + 掃溜菊(はきだめぎく) + キク科
豊富
小さな花が、とてもかわいらしいと思ったのですが、ネーミングが・・・
最初にはきだめ(ゴミだめ)で発見されたことからこの名前がつけられたそうです。
ヒメウツギ + 姫空木 + ユキノシタ科
秘密
ウツギよりも小さめです。鮮やかな白が緑の中のアクセントになっていました。
その名の通り、小型のウツギなので"姫"がついたそうです。
カヤツリグサ + 蚊帳吊草(かやつりぐさ) + カヤツリグサ科
あきらめ・伝統・歴史
田んぼの畦に固まって生えていました。ピンピンとした姿が面白いです。
茎の両端を持って裂くと四角形になるのを、蚊帳に見立てて名づけられたそうです。
カントウマムシグサ +関東蝮草(かんとうまむしぐさ)+ サトイモ科
壮大な美
草の中にニョキっと顔を出している様が異様ともいえます。時が過ぎると黒っぽくなります。
真っ赤な実が子供心に恐ろしかったのを覚えています。
地元ではヘビマクラの方が通りがよいです。蛇が実を枕にして寝るからだと言われました。
偽茎の色と模様が蝮の模様に似ているから、名づけられたそうです。ちなみに、関東に多い種なのでカントウマムシグサだそうです。
ミツバゼリ + 三葉芹 + セリ科
不明
花は他のセリ科のように傘状にはならないそうです。
アゲハチョウの幼虫の食べ物です。たまにくっついてます。ただし幼虫はすごい色なので、嫌いな方はご注意を。私は毎年育ててましたが(笑)
葉っぱが3個あることから名づけられたそうです。
ナンテンハギ + 南天萩 + マメ科
思案・内気
別名 二葉萩・小豆菜・谷渡し
草叢から覗く花がとてもかわいらしいです。草藤と似ていて判別に迷いましたが、葉の形でこちらに決めました(間違ってたらごめんなさい・・・)
葉が南天、花が藤に似ていることから名づけられたそうです。
ナワシロイチゴ + 苗代苺 + バラ科
誘惑・恩恵・幸福な家庭・あなたを喜ばせる・尊重と愛情
一見花とは思えないのですが、これで花なのだそうです。
その罠にはまり、去年は「いつ花咲くのかな〜」と思っているうちに苺がなってびっくりしたのでした(苦笑)
本には載っておらず、新聞の植物紹介連載で気づくことができたのでした。
苗代を作る初夏に実ることが名前の由来だそうです。
オニノゲシ + 鬼野罌粟(おにのげし) + キク科
不明
ぼこっとした花と、アザミのような葉っぱが特徴的です。朝早くはさいておらず、去年は撮影できなかった代物。
棘の多い姿から、鬼のノゲシという意味から名づけられたそうです。
オオアワガエリ + 大粟返り(おおあわがえり) + イネ科
不明
別名 チモシー
穂のような花が特徴的。葉っぱがザラザラしているので、触る際には注意が必要です。
花は時が経つと茶色になります。
在来種のアワガエリよりも大きいことから名づけられたそうです。
オトギリソウ + 弟切草 + オトギリソウ科
恨み・敵意・迷信・復讐・秘密
たくさんの雌しべが特徴的で、きれいな花です。
陰干ししてから煮出した汁を蜂刺されの薬にします。
鷹の傷を治す秘薬を他人に漏らした弟が、兄に斬り殺されたという平安時代の伝説から名づけられたという、恐ろしい由来があります。
スズメノテッポウ + 雀の鉄砲 + イネ科
強い精神
黄色い花粉が特徴的な草。花粉症の原因になるものなので、これのせいで花粉症になる方には憎い物でしょう・・・ちなみに私のはスギ花粉。大量に飛ぶ花粉を見た日には、気分が悪くなります。
花穂を雀の使う鉄砲に見立ててこの名前がついたそうです。
オオチドメ + 大血止(おおちどめ) + セリ科
不明
湿った場所に生えています。普通の野血止は花よりも葉っぱの背が高いので区別できます。
子供の頃、蚊に刺された所に葉っぱをくっつけていました。かゆみ止めだと思わされていました(苦笑)
葉を傷口に貼ると血が止まることから名づけられたそうです。
ヤマアジサイ + 山紫陽花 + ユキノシタ科
移り気
別名 サワアジサイ
とてもきれいなアジサイです。始めは白〜淡青色ですが、後に淡紅色に変化するものが多いです。一度で何度も楽しめます。
山地に生えるアジサイということで、名づけられたそうです。
ゼンテイカ + 禅庭花(ぜんていか) + ユリ科
憂いを忘れる・心やすらぐ人・日々新たに
別名 日光黄菅(にっこうきすげ)
別名の方が通りがいいでしょう。1日花なので、見頃が短いです。
ニッコウキスゲの時期の尾瀬は圧巻です。
アメリカアゼナ +アメリカ畦菜(あぜな)+ ゴマノハグサ科
貪欲・犠牲・献身(畦菜の花言葉)
小さな、小さな、かわいらしい花がとてもかわいらしい草です。密集して生えていると、たとえ小さな花でもとても存在感があります。
たぶん、アメリカ畦菜だと思いますが、違ったら申し訳ありません。
アメリカから来た畦菜という意味で、この名前だそうです。
ヒメムカシヨモギ +姫昔蓬(ひめむかしよもぎ)+ キク科
不明
別名 明治草・鉄道草・御維新草(ごいっしんぐさ)
ヨモギに似ていますが、先端に小さな花が付くので、ヨモギとは区別できるものです。花が咲いた様は、なかなかかわいらしくあります。
小さな昔蓬ということで、この名前が付いたそうです。
イヌホオズキ + 犬酸漿(いぬほおずき) + ナス科
ただひとつの真実
別名 バカナス
ナスの花を白く小さくした花が咲きます。それに比して全体はかなり大きくなります。
実は・・・我が家のプランターで一番幅を取って植わっていたので、祖母が植えたのだろうと思っていたら、単に出てきただけだったそうです。それなのに、植えた花よりも偉そう(爆)
よく見たら、私のベランダガーデンの朝顔プランターにも1本出ていました。どうやら、祖母が作った土(その辺から持ってきて調合)に混ざっていたようです(笑)
キカラスウリ
+ 黄烏瓜(きからすうり) + ウリ科
よき便り
烏瓜よりも果実が黄色に熟して、花冠の裂片が広い点で区別できます。
童謡で歌われる、あの烏瓜です。(本種は赤の実)
実は食べると苦いらしいです。実際食べてみたことがないのですが、今年試してみようかしら・・・
名前の由来は、樹上に長く残る果実をカラスが残したとする説などがあるそうです。
ツルマメ + 蔓豆 + マメ科
不明
別名 野豆
野に生える野生の豆とでも言いましょうか。枝豆によく似た花が咲きます。小さいので見つけずらいですが、マメ科特有の葉っぱが目印です。
大豆の原種と考えられているようです。
茎がつる状になる豆という意味で、この名前が付いたそうです。
ノウゼンカズラ + 凌霄花(のうぜんかずら) +
ノウゼンカズラ科
女性・名誉・栄光・名声・光栄
オレンジ色の花がとても美しい、夏の特徴的な花です。りりしい姿が、とても好きです。
平安時代に渡来してきたそうですが、日本では結実しにくいようです。
カズラはつる性を表していますが、ノウゼンは不明らしく、名前の由来がはっきりしないようです。
ヌスビトハギ + 盗人萩(ぬすびとはぎ) + マメ科
でしゃばり
萩に似た花が、スッと伸びた茎に多数付きます。けっこうな高さになるものも多いらしいですが、だいたい50〜70cm前後。よく見ると、かわいらしい花です。
果実の形を盗人の足跡に見立てて、この名前が付いたそうです。ちょっとかわいそうなネーミングですね。
オオバコ + 大葉子(おおばこ) + オオバコ科
足跡を残す
荒地だろうと、アスファルトだろうと、忍耐強くよく生えている、ある意味ポピュラーな雑草。花茎に小さな小さな白い花を咲かせます。
地元では"かえるっ葉"と呼ばれます。小さい頃によく、ままごとをする時に使ったものです・・・
タチアオイ + 立葵(たちあおい) + アオイ科
平安・威厳・高貴・大望・単純な愛・灼熱の愛・多産・野心
夏を代表する花です。「てっぺんまで花が咲くと夏がやってくる」と言われています。
福島県会津地方にはこの花が多く、さすが松平家の御城下という感じです。ゆえに、会津若松市の花はタチアオイです。
タチアオイは花色が多々ありますが、私はこの薄ピンクが一番好きです。
トウバナ + 塔花(とうばな) + シソ科
一言
田んぼの畦や道端など、やや湿った場所に生えます。茎は細く、下部は地面を這い、上部は直立するそうです。
シソ科ということで、シソによく似ています。
花穂を塔に見立てたことから、この名前が付いたそうです。
ウバユリ + 姥百合(うばゆり) + ユリ科
威厳・純潔・無垢
花が咲く時期には、茎の下に集まっている葉っぱは枯れ始めてしまいます。緑色を帯びた白い花が凛とした印象を与えます。
ちょっと、薄ら寒い感じがする百合でもあります。花期が2日くらいと短いです。
花期には根元の葉が枯れてなくなる事から、歯がない姥に例えられて名づけられたそうです。微妙ですね・・・
ヤブカンゾウ + 藪萱草(やぶかんぞう) + ユリ科
憂いを忘れる・悲しみを忘れる・再生・物忘れ
ノカンゾウ、ニッコウキスゲの仲間。野原や人家近くに生えます。
花が八重咲きなのがノカンゾウとの見分けるポイントです。
枯れかけの画像で申し訳ありません(−−;)
カタバミ + 傍食・片喰・酢漿草(かたばみ) +
カタバミ科
輝く心
本来なら春の花に分類するのですが、やっと花が開いている所が撮れたもので・・・今回だけ夏に入れさせていただきます。
道端や庭などで普通に見られる雑草ですが、なかなか可愛らしい花を咲かせて和ませてくれます。皆さん、あまり邪魔にしないであげてくださいね(^^;)
閉じた葉が、欠けているように見えることから、名付けられたそうです。
葉で真鍮を磨くときれいになるそうで。ぜひお試しください(笑)
リンボク + りん木(りんぼく) + バラ科
困難
別名 堅桜(かたざくら)・柊樫(ひいらぎかし)
"りん"の字は、木偏に、隣の右側を付けた字です。
細長い花が特徴的な木。幼木のうちは葉にギザギザがありますが、大木になると消えるそう。
和名の由来は不明ですが、別名の堅桜は材質が堅いことから、柊樫は幼木の葉が柊に似ていることからだそうです。
はてな1 名称不明
イヌコウジュ・ミズトラノオかとも思いましたが、どうも違うようです。ご存知の方は、情報をいただけるとありがたいです。
ゼニアオイ + 銭葵(ぜにあおい) + アオイ科
恩恵・母の愛・信念・説得
別名 コモンマロウ・マルチアナ
立葵を小さくしたような花の形ですが、花付きは立葵よりもよいです。
咲く時期もこちらの方が少し先。
花の形が銭に似ていることが名前の由来だそうです。
サルナシ + 猿梨(さるなし) + マタタビ科

別名 コクワ・シラクチヅル
マタタビ科だけあって似てはいますが、こちらの方が面白い花の形です。
ちょっと時期を逸してしまったので色が悪くて申し訳ありません。
地元では別名の"コクワ"の方が通りがいいです。
果実は熟すと小さなキウイのようになり、食べられます。
名前の由来は、果実を梨に見立てて猿が食べる梨だからだそうです。
ナルコユリ + 鳴子百合(なるこゆり) + ユリ科
あなたは偽れない
しなだれ具合が素晴らしい花です。小さな花が細い茎で繋がっている様が何とも可愛らしく感じます。
似た花にアマドコロがあります。
花の付く様子を鳴子に見立てたことが名前の由来だそうです。
マタタビ + 木天蓼(またたび) + マタタビ科
夢見る心地
別名 ナツウメ
花期になると葉が白くなるのが面白い植物です。群生地は見ごたえがあります。
猫が酒に酔ったようになる事で、よく知られた植物。花はとても可愛らしいです。
名前の由来はアイヌ語の"マタタンブ"(果実の形)からだそうです。
ムラサキシキブ + 紫式部 + クマツヅラ科
聡明・上品
別名 ミムラサキ・コメゴメ
小さな花がとても可愛らしいです。ほのかに香る芳香もまたよいです。
名前の由来は"紫式部"に例えた、ムラサキシキミの転訛などの説があるそうです。
ムクゲ + 木槿(むくげ) + アオイ科
尊敬・信念・柔軟・柔和・デリケートな美
別名 ハチス・キハチス
個人的には白地に中央がピンクという色が好きです。
子供の頃、蜂など諸々の虫が群がっているのを見かけて、あまり印象のよくない花だったりします。花粉が気持ち悪い・・・かな。
韓国の国花。
名前の由来は韓国や中国名の和音読みに基づくなどの説があるそうです。



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